haco!のきもち



haco. から haco!になりまして
「 . 」が「!」になりました。

種を植えて、芽が出るみたいに、わたしたちの毎日が
そして明日が、昨日よりちょっとびっくりできる、
そんなハッピーがずっと続きますように、
というねがいをこめて・・・

そんなhaco!のきもちを作家の川上未映子さんが
手紙にしてくださいました

「いまわたしを満たしているすべてのものが
あなたに届くと いいのだけれど」

これからもどうぞよろしくおねがいします。


芥川賞作家 川上未映子さんにhaco!の代表が
これからのhaco!のきもちをお話しした際、
「お手紙」として書き起こしてくださいました。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



きのうまでの雨が去って
今朝はまぶしいくらいの青空です
あおむけに寝転んで目を閉じて 息を吸って、吐いてみる
目をひらく
するとわたしはいつものわたしで
ほっとするような 少し、悲しいような

お元気ですか
ニュースはとくにありません
仕事も、友だちも、毎日も、心配ごとも、
うれしいことも
時間とそっくりな顔をして
どんどん後ろへ流れてゆきます あるいは
季節がいくつ巡ってもやってこない、大切な人からの返事を待っているような
そんな日々
そしてわたしは笑ってしまう
そもそも誰かに手紙を書いたことが、あったのだろうか
こわがらずに 迷わずに なにかをまっすぐに 伝えたことが
あったのだろうか
だいじょうぶ、うまくやってるよと
優しい風が肩を抱いてはくれるけれど

いつからか、わたしのなかにある小さな箱
あけてみるとそこには名前を知らない種がひとつあって
手のひらにのせる なにかとても 大事なことを思いだしそうになる
どこからきたの 最初からいたの
ずうっとここで、眠っていたの
そしてわたしは夢想する
すべての人のどこかにもこの小さな箱はあって
善いものが 本当が ぎゅっとかたまったものがその種であるのだと
こわがらずに 迷わずに
心をこめて
いつかあなたに手渡す そのときのことを

お元気ですか
ニュースはとくにありません
だからわたしはいつものわたしで
さみしいような 少し、うれしいような
きのうまでの雨が去って
今朝はまぶしいくらいの青空です

いまわたしを満たしているすべてのものが
あなたに届くと いいのだけれど

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